
セミナーの概要
- 婦人科疾患の基礎知識(復習)
- よく見られる婦人科疾患とは?
- 鍼灸による婦人科疾患への介入
- 患者さんを不安にさせない説明と治療計画
案内は男性鍼灸師を対象にしていますが、セミナーのテーマは
婦人科疾患に対する西洋医学的視点で介入
のため、女性鍼灸師の先生がご参加いただいても問題ありません。

女性鍼灸師の先生にもご参加いただき、ご意見をいただければありがたいです!
患者さん「先生のところは生理痛の治療もできますか?」
先生のところは生理痛の治療もできますか?
男性鍼灸師にもかかわらず、女性患者さんからこのような質問を受けた経験があるのではないでしょうか?
センシティブなお悩みを気軽に相談していただけるのは、女性患者さんから
「鍼灸師として信用されている証拠」
といえます。
信用を得たものの男性鍼灸師にとって大きなカベが……
生理痛をはじめとする婦人科疾患のお悩みは頭で理解していても、男性鍼灸師の場合は体験のしようがありません。
そのため、相談されたにもかかわらず、
自信を持って対応・介入できないもどかしさ
を感じた先生もいるのではないでしょうか?
美容鍼を提供するなら全身をみるべきでは?

美容鍼は「顔に鍼を刺す施術」ではなく、鍼灸施術として全身をみるのがポイントです。
つまり、女性患者さんむけに美容鍼を提供している以上、婦人科疾患による変化に理解がなければ、施術の効果を引き出せない可能性もあります。
「そこまで慎重にならなくてもいいのでは……?」
と思うかもしれませんが、時代的な背景を踏まえると、女性患者さんへの施術効果を引き出すには婦人科疾患への理解は深めておくべきと考えています。

つぎの項目で具体的なデータを見ていきましょう!
平均初産年齢の上昇により認識されるようになった婦人科疾患
「出産年齢の上昇にともない、婦人科疾患のリスクが増えている」といったデータがあることをご存知でしょうか?
2020年代を生きる女性にとって、生理痛をはじめとする婦人科疾患は、誰もがかかえる身近な悩みといえるでしょう。
女性ホルモンの長期的な曝露により婦人科系疾患のリスク増
- 現代女性が生涯に経験する月経回数は450~500回程度であり、1900年代の50回と比較して9~10倍以上である。
- 妊娠年齢の高齢化、妊娠回数の減少、人工乳の導入により、女性ホルモンへの過剰な曝露期間が生じ、婦人科系疾患のリスクが増大している。
参考:ニッセイ基礎研究所
妊娠と月経(生理)の回数

1980年代~2020年代の平均初産年齢
年 | 平均初産年齢 |
1980 | 26.1 – 26.4 |
1985 | 26.5 – 26.7 |
1990 | 26.5 – 27.2 |
1995 | 27.3 – 27.76 |
1999 | 28.1 – 27.99 |
2020 | 30.7 |
2021 | 30.9 |
2022 | 30.9 |
2023 | 31.0 |
日本人女性が第一子を出産する平均年齢は、1980年代から2020年代にかけて一貫して上昇している。
参考:こども家庭庁

このような背景をふまえると、男性鍼灸師であっても婦人科疾患への理解を深めておく必要があると思いませんか?
理解しておきたい:婦人科疾患による体と心の変化

体の不調
- 下腹部痛
- 不正出血
- 便秘、下痢
- 吐き気、食欲不振
- 倦怠感、疲労感
美容面
- 肌荒れ、ニキビ
- 髪のトラブル(抜け毛、薄毛、パサつき)
- 体重の変化(増加、減少)
- むくみ
- 体毛の増加
メンタル面
- 気分の落ち込み、憂うつ感
- イライラ
- 集中力の低下
- 自己肯定感の低下
セミナーの目的:美容鍼に付加価値を
婦人科疾患への理解を深め、美容鍼をはじめとする鍼灸施術に付加価値をつける。
くりかえしになりますが、美容鍼は「顔に鍼を刺す施術」ではなく、鍼灸施術として全身をみる施術です。
そのため、患者さんの体の変化や心理面の変化を理解しておく必要があります。
西洋医学的視点による鍼灸治療で婦人科疾患へ介入するメリット
- 美容鍼をはじめとする鍼灸施術の効果を引き出しやすくなる
- 患者さんを不安にさせない説明をしやすくなる
- 根拠がある治療計画を立てやすくなる
セミナーの概要
- 婦人科疾患の基礎知識(復習)
- よく見られる婦人科疾患とは?
- 鍼灸による婦人科疾患への介入
- 患者さんを不安にさせない説明と治療計画

西洋医学的視点による婦人科疾患への介入で(男性鍼灸師であっても)女性患者さんのセンシティブなお悩みに対して、自信を持った対応・介入ができる鍼灸師を目指しましょう!
セミナー講師

種市 敢太(たねいち かんた)
WAICHI PROJECT代表。物療×鍼灸という新たなジャンルを開拓した和装鍼灸師。セイリン主催のセミナー講師を担当、日本の論文サイトJ-STAGEに論文を掲載した経歴を持つ。
セミナー開催日時
4/26(土) 21:00~22:00
セミナー参加費用
メンバーシッププラン
ライブ・アーカイブともに無料
トライアルプラン
ライブのみ無料
一般参加
前売り:¥2,500(アーカイブあり)
※アーカイブ公開後は¥3,500に変更

セミナーURLは24日(木)ごろに公開します!
~以下より有料会員のみ表示~
